こんにちは、鹿大前整骨院院長の宮原璃央です。
今回は、膝関節が痛い人が知っておくべき『ひざ関節の5つの弱点』についてご紹介していきます。
膝関節は、ほかの関節と違い自分の体重が直接的に負担がかかる部位です。
そのため、膝関節の痛みで悩まされている方は非常に多いというのが現状です。
そんな膝関節には弱点が5つあります。
今回は、膝関節が痛い人に知っておいてほしい膝関節の5つの弱点について話をしていきます。
膝関節が痛い人が知っておくべき『ひざ関節の5つの弱点』

膝関節は立つ、座る、歩くといった日常動作に欠かせず、頻繁に動かす関節だけに傷みやすい弱点があります。
その弱点を今回は5つ紹介していきます。
1.加齢による変化が最も出やすい

人間の体には様々な関節がありますが、その中でも加齢とともにすり減りやすいのが膝関節です。
理由の一つとして、下半身で体重を支えているからというものがあります。
膝関節には、歩くとき体重の約2倍、階段の昇り降りでは体重の約4~5倍の重さがかかるといわれています。
同様に体重を支えている股関節や足関節に比べると膝関節のほうが加齢変形していくリスクが高いです。
膝関節は構造上、「曲げる」か「伸ばす」の方向でしか動きません。正座をするときに、わずかに捻る動きも生じますが、それは膝の動きの中でも例外といえます。
よって、このような一方向の動きが軟骨がすり減りやすい原因となっています。
2.関節炎をおこしやすい

加齢とともに、膝の軟骨がすり減ってくると
摩耗した膝軟骨や半月板の粉が関節包を刺激して炎症を引き起こすことがあります。
すると、膝に水がたまったり、痛みが出たり、膝に熱を持つようになります。
膝関節は、関節面が広い関節なので、このような炎症が起こりやすいです。
関節面とは?
骨と骨が接触する範囲のこと
3.自由度が少なく、ひねりに弱い

前述したように膝は、曲げるか伸ばすといった一平面状での動きが主体となる関節です。
わずかに回旋することもできるのですが、それを制御しているのが靭帯です。
靭帯とは?
骨と骨をつなぐ丈夫な組織
この靭帯の許容範囲を超えてしまえば、当然ながら靭帯が傷つきます。
それが、靭帯損傷いわゆる捻挫というものです。
ひざとつま先の向きが異なる動作を行うと靭帯や半月板、軟骨といった組織を傷めやすくなります。
4.女性に起こりやすい

変形性膝関節症は、圧倒的に女性に多くみられます。
なぜ女性に多いかというと
- 「女性ホルモンの減少」
- 「女性の筋肉量」
この二つが大きくかかわっています。
骨・軟骨・筋肉が健康に保たれるには、女性ホルモンの一種「エストロゲン」が関係していると考えられています。
そのため、エストロゲンの分泌量が急激に減る閉経後は、変形性ひざ関節症になりやすくなると言えます。
そして女性は男性と比べて、ひざのクッションとなる筋肉量が少なく、体脂肪率が高いことが挙げられます。
そのため、膝関節が体重を支えきれずに膝を傷めやすくなります。
5.日頃のメンテナンスを怠りがち

ひざは、加齢による変化が出やすい関節ですが自分で体調管理をすることで痛みの軽減が可能でもあります。
例えば、肥満にならないようにする。筋力を鍛えるためにウォーキングをするなどです。
体重が増えるとそれだけ膝関節の負担も増えます。
歳を取れば誰しもが筋力が低下していきますが、一定以上の筋力がないと膝の動きが不安定になり負担が増加してしまいます。
それには筋力を維持するための努力が必要です。
極端な無理をせず年齢に応じて筋肉を鍛えておくことで、膝のけがや酷使を防ぐことができます。
まとめ|膝関節が痛い人が知っておくべき『ひざ関節の5つの弱点』

今回は、膝関節が痛い人が知っておくべき『ひざ関節の5つの弱点』について話をしていきました。
膝の違和感や痛みがあるときには、我慢しないで早い段階で専門家に相談しひざの状態を調べてもらうとよいでしょう。
膝関節の痛みは専門家と一緒に解決していくことでより早い改善が見られます。
ぜひ、一日でも早く痛みを軽減させたい方は鹿大前整骨院までお問い合わせください。