鹿児島 股関節治療専門ガイド

【タオルだけで出来る】股関節の痛みを解消する筋肉を鍛える方法

こんにちは、鹿大前整骨院院長の宮原璃央です。

今回は、【タオルだけで出来る】股関節の痛みを解消する筋肉を鍛える方法についてご紹介していきます。

股関節の痛みで悩んでいる方のなかで、痛みを強くさせる要因の一つとして

  • 筋力のなさ

が挙げられます。股関節の痛みは筋力がないとどんどん痛みは大きくなり、変形性股関節症の場合筋力がないことによって変形が進むこともあります。

逆に言えば、筋力さえあればある程度股関節の痛みを防いだり、変形の進行を遅らすこともできてきます。

そこで今回は、【タオルだけで出来る】股関節の痛みを解消する筋肉を鍛える方法について話をしていきます。

【タオルだけで出来る】股関節の痛みを解消する筋肉を鍛える方法

用意するのは、バスタオルだけです。

股関節は、日常的な動作のほとんどに関係する大切な関節です。歩いたり、階段の昇り降りをしたり立ち上がったり、座ったりすることは、股関節がスムーズに動くから行える動作になります。

前かがみの動作や、ゴルフや野球でスイングする動作は腰の動きだと思っている方が多いですが、基本となるのは股関節の動きです。

股関節がスムーズに動かなければしゃがむのもだんだんときつくなってきます。

股関節の動きが悪くなっている理由は主に2つあります。

  • 股関節周辺の筋肉が固くなっている
  • 股関節を支える筋肉が弱っている

このいずれか、もしくは両方が起こっているせいで股関節にかかる負担が大きくなり、日常の動作や歩行に支障をきたすようになります。

そして、股関節に痛みが出てくる段階では、特に筋力低下が大きく影響しています。

若い時には筋肉が股関節をしっかりとサポートしてくれるので、あまり影響は出てきませんが、ある程度の年齢になると運動不足も加わって筋力が弱っていくので

歩いているときに踏ん張ることができなくなります。

しっかり歩けていないと、その分だけ、一歩一歩の着地にブレが生じます。

そうしたことがすべて、股関節へ負担をかけることになるのです。

年齢を重ねると、どうしても骨密度が低下してしまうので、この点でも、歩き方にブレが出て股関節に悪影響が及びます。

なんとか我慢できるうちは良くても、限界に達すると歩けなくなることもあるため早い段階で筋力を回復させましょう。

タオルを使った股関節トレーニング方法

用意するものは、バスタオル1枚だけです。

  1. 椅子に座って方は美に足を開いて座ります
  2. 両膝の近くで8の字になるように巻き付けます
  3. 膝の間にあるタオルを両手でしっかり握ります
  4. 両膝を内側へ思いきり3秒ほど押し付けます(タオルをつかんだこぶしを挟む感じ)
  5. 力を抜いて、今度は外側に3秒広げていきます

このように内側→外側→内側→外側という動きを30回くらい繰り返して行きます。

これを朝晩1日2回やっていただくと効果的です。

このトレーニングはやりすぎはかえってよくありません。1セットで30回くらいまでにとどめておきましょう。

なぜ、股関節の負担が軽減し痛みが改善するのか?

なぜこのトレーニングで股関節痛を解消するのに役立つのかを説明します。

バスタオルで膝を固定して「内側→外側」と太ももを動かすときに使われるのが、太ももの外側やお尻にある外転筋と太ももの内側にある内転筋です。

外転筋は、股関節を外に開く、つまり足を外に開くための筋肉です。お尻にある中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋などがそれにあたります。

内転筋は、股関節を内側に閉じるための筋肉です。これには、大内転筋、長内転筋などが含まれます。

股関節は本来、可動域の広い関節で非常に多くの筋肉が関わっています。ほかにも前後に曲げたり伸ばしたりする筋肉がついていますが、外転筋と内転筋を鍛えるだけでも、股関節を支える力をかなり補強することができます。

加えて、この体操はご高齢の方でも楽にでき、有効に筋肉を強化することができるます。

特に外転筋や大腿筋膜張筋は鍛えにくい筋肉ですがこのタオルを使った体操なら効果的に鍛えることができます。

この体操を根気よく継続し、弱っている筋肉をしだいに強化できると、歩く時のブレが少なくなり股関節への負担も軽減します。

その結果、股関節痛予防・改善や変形予防につながるのです。

まとめ|【タオルだけで出来る】股関節の痛みを解消する筋肉を鍛える方法

今回は、【タオルだけで出来る】股関節の痛みを解消する筋肉を鍛える方法について話をしていきました。

股関節に違和感を覚えたときに放置をしていると股関節を支える筋肉が弱っていくだけでなく固くなり、次第に動かせる範囲が狭くなります。

今回紹介したタオル体操は股関節の機能に必要な筋肉を効果的に鍛えるので、根気よく継続すれば、いつまでも元気に歩ける手助けとなります。

また今回紹介したセルフケアは一部のため、本当に自分に合っているセルフケア方法を知るためには専門家に教えてもらい一緒に解決していくことが根本から股関節の痛みをなくすための早道です。

ぜひ、一日でも早く痛みを軽減させたい方は鹿大前整骨院までお問い合わせください。